秦野駅→蓑毛バス停→ヤビツ峠→富士見橋→三ノ塔→大日岳→塔ノ岳→大倉尾根→大倉バス停→渋沢駅

前日どこへ行くかずっと悩んでいたのだが、先週末の荒れ具合から相当の雪がついていることは予想できるので、余程のお手軽ルートでない限り登ったことがあるコースが良いのでは、そしてそこそこ距離がある方が良いのでは、丹沢は少なからず南側だし、人もそれなりに入っているのではという希望観測の元、塔ノ岳に決定。秋に行ったヤビツから三ノ塔経由塔ノ岳のコースである。
秦野の駅までは約1時間15分近いもんである。よっぽど奥多摩とかの方が遠いなあ。駅から蓑毛行きのバスに乗るがバス停に不吉な貼り紙が。「ヤビツ峠行は着雪のため15日以降蓑毛で折り返し」だって。やっぱり雪が多いんだ。休日なら登山者いっぱいだが、ザック姿はオイラだけ。山道に入るとやはりそこそこついてる。ヤビツまで約1時間普通のペース、林道は除雪され積雪15cmくらいかな。富士見橋まで来て再度登山道の入り口へ。林道全面積雪、工事のおっちゃんに「山に行くの?雪山だねぇ」って見れば分かるよ。アイゼンをはいてとりつく。雪は締まっているところもあるが、たまにずぼっと入りヒザあたりまで、歩きづらいこと甚だしい。二ノ塔で小休止、お日様は雲の中だが日光が海に反射して金色に染まっている。朝握ったおむすび(まぜりゃんせ鮭混入)を食す。富士山は曇って見えないし、塔ノ岳方向は霧が出てる。冬に入って好天続きだったが今日の天候はどうなるのかな?三ノ塔では風がかなり強い。ここから大日までは急な場所が多いので慎重に歩く。痩せ尾根や岩場、鎖場があって無雪期もそれなりの緊張が必要なルートだ。行者岳下りの鎖が雪に埋まっていてとっかかり岩に顔を向けなければいけないところお尻を向けており始め、途中で難儀しずり落ちそうになりながらなんとか降りる。真下は板がけのの橋、ちょっとの怪我ではすまないだろう、ましてや思っていたほど人が通っていないようだ。ここまで下山者一人にあっただけ(結局塔ノ岳まで誰にも会わず)。なんだか心細い。新大日下の笹トンネル、いつもならアーチの中を首をすくめて通るが雪があるため胸の高さ。よけることも難儀なのでひざをついてハイハイしながら進む。書策小屋の屋根が抜けているように見えたが気のせいか?木ノ又小屋は人は見えないがどうもやっている雰囲気(週末通年とのこと)。綺麗な小屋だ、一度泊まってみたい。大日を過ぎて稜線上のブナ林ここも頭上の木の高さが首くらいになっている。幸い雪が硬いのでトレースから外れて歩けるが、やはり所々でずぼっと抜け、雪は腰の高さ近い。頂上手前の急登、木の枝に邪魔されながらなんとか日の出山荘跡わきに出て頂上。雪に足をとられ、いろいろ気を使いながら来たためもう5時間半もかかった、無雪なら1時間以上早いと思う。緊張感は溶けたが、風は強い。遠景は曇っているが蛭ガ岳や丹沢山やら近くの山ははっきり綺麗に見える。さっそく昼食の用意、昨日の晩酌の残りの豚ときのこをだし汁で煮込んだ(きのこ豚丼の頭)やつを温めなおし、ビール、味噌汁飲んでビール、さらにレトルトハンバーグを食べビール。結局500ml缶を2本空ける。腹を満たし13:30すぎ大倉尾根へ下山開始するが、例によって歩きづらい例の道はぐちゃぐちゃに雪が溶けており更に路面が悪いよ。途中でヒザが痛くなりだしペースダウン。本気でヒザ対策しないと山にいけなくなりそうだ。大倉に16:00ごろ着。どんぐりハウスでビール350ml購入し行動終了。

  • 電車 1460
  • バス 460
  • ビール 230