浅間尾根

前日まで悩んでいたがせっかくの3連休だしそれなりの歩きがいがほしい。払沢の滝から浅間尾根に入り御前山避難小屋、小河内ダムに下りてバス→鴨沢→雲取とだいたいの目星を着け出発。
武蔵五日市からバスに乗り払沢の滝入り口で下車。歩き始めは7:35、天候良し。細い車道から山道に出たり入ったりして時坂峠まで小一時間。日陰はやっぱりつるつる。浅間嶺までは薄暗い谷筋をひたすら上り、開けたとおもったら尾根下を北側にトラバースし続け尾根道じゃないなあという感じ。約2時間で浅間嶺休憩舎、ここでアイゼン装着するが新しい靴の窪みが深すぎてこの*のTrek8軽アイゼンの爪の出がいまいち浅い。いい靴にはちゃんとしたクランポン使わなきゃだわ。全体的に緩やかなのぼりなのでたいした苦労もなく進むが先は長いなあ。途中笛吹バス停への分岐あたりでワンワン吼え声やかましい。猟銃を帯びた集団が犬と一緒に集結中。鹿撃ちと思われるが誤射されてはたまらんので急ぎ足に、決して登山道を外れるまいと思いつつ進む。しばらくの間後からも山の下からも上からも呼子の音が林間に響いていた。数馬分岐を越え突然極端に雪深く踏み後が少なくなり歩きづらくなる。林間で踏み後を見失うこともしばしばだが尾根伝いに詰めていくと突然金属製の柵が前方に現れる。切れた真下は奥多摩周遊道路、浅間尾根をスパッと切り取る形で道がつけられている。踏み後が不明確で向こう側の続きの山道の標識の近くに降りようとするが間違え。無理やりに杉林の斜面をつっきり柵を乗り越えるが、本来の降り口は反対側だったようだ。50mほど離れた場所に展望が利く駐車スペースがあり、無線屋さんがモービル中。腹が減ったのでここで昼食。何台かの車が止まっては眼下の都心方向の展望を眺め、私を不思議そうな目で見て去っていく。まあ普通に車でこれるところを歩いてるわけだから、余程アイゼンまでつけてる姿が珍しいのか?昼食をとってすでに12時過ぎ急いで反対側の尾根の続きに取り付くが、道路工事後無理やりにつけられた切れた尾根の高さまで三点確保しながら登るような急坂ですでに登山道ではないな。かすかなふみ後はあるので不安はないが、普通の道に上がりきるまでかなりきつい10分ほどはストックが邪魔。その後は倒木が多い山道をテクテク詰め風張峠よりちょっと西に登った場所が戸沢峰(地図に載ってないが指導標にマジック書きあり)が浅間尾根の始点。ここですでに13:00過ぎである。御前山の予定だがこのままだと暗くなる。さらに連休初日ともなれば御前山の避難小屋は綺麗だが少し狭いので、後着だとちょっとやだな。ということで距離が半分の三頭山に進路変更。どんどん雪が深くなり、たまにずぼっといくと膝上まで沈んでしまう。