五竜山荘→五竜岳→八峰キレット鹿島槍ヶ岳→冷池山荘→赤岩尾根→大谷原・・・大町温泉郷・・・長野
まだ暗い中とっとと五竜山頂へ向かいます。山頂50m下でタイムアップ日の出。明るくなった山頂から八峰方向を見ます。なんてアップダウンだ。キレット小屋までとにかく体力です。小屋でコーラを補充している間に風が冷たくなり霧が出てきます。やっぱりおいらは鹿島槍と相性が悪いようですな。小屋を出るとすぐにキレット。ちょっとやな乗越とはしごがありますがたいしたもんじゃない。五竜からのざれた下りのほうが危ない。逆からだとまた印象も違うんだろうけど。
ここから鹿島槍北峰下分岐へは案外あっという間。前回ここまできてないので何も見えないけど頂上を踏みます。雪渓間近な吊尾根通り南峰へ。霧から雨に変わります。あ〜あ。前回も頂上は雨でした。なが〜い布引の尾根を湿っぽくなりながら降ります。冷池山荘では濡れ鼠の大群。予定ではここで一泊でしたがこの雨でテント張るのは気が重い。かと言って前にもここでは雨天回避のため素泊まりしたことがあるので、どうせなら種池までがんばろうと出発。しましたが、すぐに赤岩の分岐で思案。
種池→柏原新道→扇沢=それでいいのか?短すぎないか?積雪期じゃないんだぜ。
種池→男らしく針の木雪渓を駆け下りる=遠い。アイゼンなしで怖い
ここから種池まで雨の2時間は気が重い。
そうこうするうちに下から上がってくる兄ちゃんがいて「下?あんまり天気よくないけど日が差してるよ」とのこと。
もういいや今日中に降りて長野行き直行バスで実家に帰らせていただきます。
ここを先途と急な赤岩尾根を駆け下ります。降りますはいいが大谷原からはバスはない。最悪スキー場越えてヤナバまで歩いて大糸線という悲しいコース取りになります。ず〜っと「南無南無タクシーいてくれ〜」と唱えながら下山。橋までくると「いた〜!!!!」30分後夫婦者の予約で待ってるそうな。その人たちならダムで追い越した。あと小一時間は来ないでしょと説明し、行き先「薬師の湯」とつげると「ようがす。余裕」と3600円引き換えに送ってもらう。(新宿→白馬2810円で来てる身としては大枚ですな)
温泉入ってと思ったがバスの時刻表では長野行きあと5分。その後は2時間後。泣く泣くバスに乗り帰省。実家近くのスーパー銭湯で溜飲を下げたのであった。