上高地→殺生ヒュッテ

ババ平のテン場+おいらの指

5:30前沢渡に着。う〜ん今にも泣き出しそうな天気です。低公害バスに乗り換え6:00予定通りに上高地バスターミナルに到着。ヘイ、大分降っております。歩き出す用意は済ませますが土砂降りの様相。仕方がないのでひとまず食堂で腹ごしらえ。和食の朝食セット750円也。メシを食い終わると雨が少し弱くなったので出発です。
河童橋のおサル
梓川を横目にテクテク。小雨の中順調に明神・徳沢・横尾と進んでまいります。
信じられないくらい人が少ないなあ。横尾でほぼ同時に歩き出したご夫婦ですが、今後追いつ抜かれつ意外な展開となります。槍沢ロッジで親切なお姉ちゃんに屋根の下で自炊をOKしてもらい、ただで休憩室も使わせてもらいます。どこかの某倒壊ふぉれすとも見習って頂きたい。昼食を食べてると先ほどのご夫婦が到着。今日はこのまま泊まりだそうです。私は明日以降もありますので最低目標殺生です。
腹ごしらえを終えババ平→大曲へ。大曲の下あたりから槍沢は雪でいっぱいです。登りですのでアイゼンは使いませんがいまいち道がわかりにくい。夏道は雪渓の外側を通るはずなので右へ右へと進路をとりますが、無意識に雪渓の真ん中へ吸い寄せられるような気がします。このあたりから傾斜がきつく容赦なくザックが肩に食い込みます。
槍沢の雪渓
天狗原分岐を過ぎ水沢に到着。稜線に出るため水を4リットル確保。一気にザックは25kgくらいになります。グリーンバンドを超えてからは雨も横殴りで霧で視界20mというところ。くるしい。坊主岩小屋まであえぎあえぎ到着。先人の苦労に比べればこんなのたいしたことないぞと言い聞かせながらなかなかに危険な雪田をトラバース。
ザレ場をジグザグのぼりそろそろ15:00かというところようやく殺生ヒュッテに到着です。「テントはやめといたほうが・・・」「絶対やめたほうがいいよ」と小屋番さんが言うならしょうがない。素泊まりです。濡れものの始末をし寝床に荷物を置きにいきます。人の気配なし。「もしかして?」「貸切です」なんて贅沢なんだ!最盛期でもゆったりやってて150は入るけど去年も100人超えたことないよとのことです。晴れた日なら槍ヶ岳山荘が見える位置だから皆、上までいっちゃうんだろうな。槍ヶ岳稜線付近としては穴場的ですな。テン場もあるし。時間もたっぷりあるのでゆっくり飯を食って、明日の天気予報(絶望的)を見て20:00ごろとっとと就寝です。
殺生ヒュッテ