甲府・・・広河原→大樺沢→八本歯のコル→北岳→北岳山荘

北岳山頂

定刻どおり甲府到着約1時間半の時間つぶしです。バス停のベンチで寝ますが、松屋が店内放送をわざわざ外のスピーカで流していてうるさい。こんな人通りの少ない地方都市の駅前で夜中中音出してても意味なさそうだが。コンビニで買い物を済まし、バスに乗り込む。2台来たが1台でちょうど間に合う人数だった。夜叉神までうとうとしながら意外とあっという間。晴れてはいるが稜線は霧がかかっている模様。
6時過ぎ、ちょっと肌寒い広河原に到着。つり橋から見上げる稜線はやっぱり曇ってる・・・。今回は大樺沢左俣からあがります。北岳の登山路はどこから上ってもしょっぱなから急です。沢の流れは水量豊富、とてもさわやか。二俣まででかなり消耗してます。ここからは雪渓登り。中途半端な解け方で結構危険。

できるだけ夏道に近い左岸側を歩きますがよりすぎて別の大きな沢を渡渉する羽目に。雪渓最上部に着いても足元に二俣が見えます。1時間は登ったがちっとも進んだ気がしない。振り返ると鳳凰三山の白い山体がよく見えます。

八本歯までの道のりですが、またここからが更に急。延々と木梯子を登らされます。白根御池小屋からの草すべりルートも嫌になるほど急ですがこっちもつらい。さらに1時間も登ったでしょうかやっと稜線に到着です。完全には晴れていませんが山頂方向は青く抜けています。今日の幕営地の北岳山荘も見えています。

山荘へのトラバース分岐のあたりでニホンザルが3匹ほどうろうろ(遠すぎて写真なし)。離れザルのようですがこんな高いところまで来るのか。稜線に出て少し元気になりました。大きな岩の上をはねるように登っていきます。主稜線と今まで歩いてきた池山吊尾根の分岐に荷物をデポし山頂へ。残念ながら霧が完全に晴れません。仙丈ケ岳が何とか見える程度。

20分ほど粘りましたがあまり変わりなし。降りることにします。分岐で荷物を担ぎ岩稜を下っていきます。目の前のお花畑にライチョウ発見。

ピヨも2匹います。嚇かさないように静かに歩きますが警戒しているのか「クゥクゥ」いいながらピヨをお花畑の内側へ追い立てていってしまいました。見れるとうれしいんだけどこいつらが姿を見せるということは・・・。天気が心配だ。そうこうするうちに山荘に到着14:00。いつ雨に変わるかわからんのでビール2本購入し飲みながら、できるだけ手早くテント設営。北岳間ノ岳は霧間から見え隠れしてますが、なかなか山頂は見えません。トマト・キャベツを齧りながら、夕食はレトルト牛丼。疲れました。夕方小屋上の鐘のところから何か見えないか見回しますが、やっぱり何も見えない。

明日は長いので早めに寝ます。19:00過ぎに就寝。