殺生ヒュッテ→槍ヶ岳山荘=停滞

槍の穂先の祠

さて5:30集合で穂先を目指しますが風は「心なし弱いのかなあ」というところ。確かに取り付くとそれほど風は気になりませんが濡れた岩・濡れたハシゴを細心の注意で上っていきます。あっという間、15分ほどで頂上です。何も見えませんが記念写真を撮り早々に山荘まで下ります。槍沢であったご夫婦も結局私に追いついた形でほぼ同時に登頂しました。
頂上で苦笑いの写真撮影
山荘までとっとと下りて来ました。一緒に上ったお二方は西鎌→新穂高温泉方面とのこと。私は最後まで悩んでましたが、横尾まで行って考えることにしました。お別れをいい槍沢をテクテク下ります。途中怖かったトラバースと雪渓をアイゼンつけて下ります。しっかりしたの持ってきててよかった。おかげで下りやすくエアリアCTよりかなり短い時間で10:00過ぎに横尾まで一気に降りることができました。槍沢の水はきれいですがかなり増水。雨も降ってて外で飯はいやなので横尾の売店に入りますが選択肢ラーメンのみ。やる気あるのかゴルァ。しかし結局ビール&ラーメンということになります。小1時間ばかし休憩後、なんか小雨になってきたので涸沢に向かうことにします。横尾の橋を渡ると日が差してきました、というか暑いよ。本谷橋までは順調でしたがその後バテてきます。斜面もきつくなりやがて雪渓歩きになります。近くに見えてるけど涸沢ヒュッテまでなかなか着きません。ザイテン取り付き辺りより上は、まったく持って霧ばかりですがカールの大きな雪渓はよく見えます。大バテでようやくヒュッテに着きましたがテン場を見て愕然。

これ、指導所の前の石畳ですが雪が3〜4mはありますぜ。ヒュッテの売店に生ビール、そして雪だらけのテン場と小雨とくればもう小屋泊まり決定です。ここまで全部小屋泊まりなので予算大分オーバーですな。蚕棚は単独はどうやら僕だけで占領状態。受付済ませヒュッテの屋根上のベランダで除雪作業やら正面に見える西大天井やら見ながら時間つぶし(常念の稜線は晴れてますよ!)。隣で飲んでたグループと山座同定してたんですが寝床が向かいだったことが判明。中に入ってからまた始まります。いい加減でウィスキーも回り。向こうさんのおかあさん2名をこちらの棚に引き取り(いびきの都合などあり。別に酒池肉林ということではない)20:00消灯。疲れたのでぐっすり寝てしまいました。
寝床
涸沢ヒュッテ