ゴンドラ乗り場→入笠湿原→マナスル山荘→山頂ピストン

入笠山

三が日しか休みも無く、せっかくの正月にどうするべと思っていたが、おかださんが「入笠山のマナスル山荘で年越しが良い、それに案外すいてる」といってたのを思い出し、急遽12月30日に予約したところ、「おまちしてますぅ〜」って。
31日に大雪が降り、うれしい反面彼女も一緒なのであまり過酷な状況だとあかんと思ったので(雪山初めてでラッセルなんかさせたら2度とこないよ、たぶん)スノーシューのレンタル可能か富士見パノラマスキー場の掲示板で質問したところ2500円/1dでOKと即答あり。まあ最悪の場合の逃げ道ってことで・・・
で、当日でやんすが行動時間は非常に短いため家も遅く出て普通電車でまたーり移動。中央線沿線の山を眺めながら甲府盆地に入るとば〜んと富士山・南アだよ。やっぱり冬の山は良いなぁと思いつつ定刻で富士見駅に到着。わずかな待ち時間の間にきのこおろしそばを食し(スキー場の飯は高くてまずいからね)スキー場への直通バスで10分、目の前八ヶ岳ど〜んのパノラマスキー場に到着したのだ。雪の量は歩くには適度の量のパウダーだ!ワクワク。先日山荘から送ってもらった登山者用の割引証を提示し往復1200円のゴンドラ券をゲット。まわりのスノボやらカービングやらの人々に混じり40リットルザックを背負った姿はかなりう・い・て・る。そそくさとゴンドラに乗り込み一気に700m上昇!(一人なら足で稼ぎたいところだがしょうがないね)窓からは南八ツの峰々に手が届きそうな景色じゃ・・・。10分ほどで山頂駅に着く。

登山口はすぐ横で迷いようも無い。すぐに杉の植林帯に入りキュッキュッと雪を踏みしめながら時折樹上からキラキラ舞い落ちる粉雪を浴びて入笠湿原へ。薄く雪の乗った木道はズルッと滑りやすく要注意。車道に沿った林の中を15分ほどあっという間にマナスル山荘に着いちゃった。チェックインは14:00でまだ1時間以上あるなぁ。荷物もそのまま山頂に向かうことに。ずっと雪がついておりスノーシューで登った後もある。途中岩場コースと一般コースに分かれるがせっかくのなので岩場コースへ。「岩場」というほどの岩も無くちょっと足が置きづらい高さの場所が何箇所かあるだけ。ゆっくり登ったが40分ほどで山頂に着く。
結構風は強いが快晴!うたい文句どおりの360度のパノラマが目の前に。南は甲斐駒・鳳凰三山あいまに間ノ岳やら南アの山々が、そして甲府盆地と前山を従えた富士山、波打ちながら続く奥秩父の山々。目の前の八ヶ岳連峰は大迫力。遠く浅間や白根山四阿山やらが、北西方向は諏訪湖の向こうに遥か遠くまで続く北アの峰々、そして乗鞍・御岳、中央アルプスと、この場所ならではのフルコースの眺望だ。あんまり景色が良いのでこれ以上文章での説明不可能。それほど歩いちゃいないが、登山は登山。晴れてよかった!つれてきた良かった!テルモスのお湯を沸かしなおし熱い緑茶を飲みながら景色をしばし堪能し下山。帰りは一般道をそれこそ雪の上を跳ねるようにあっという間に山荘前まで下り終えた。

マナスル山荘
んで、すっかり冷えた体で山荘へ「お疲れ様ですぅ〜」というちょっと語尾伸ばしのご主人にお茶と野沢菜を頂き受付。しばしゆっくりした後、ストーブと掘りごたつでぬくぬくの部屋へ。こりゃむしろ民宿か?山小屋をイメージしてたので思わぬ豪華さにびっくり。まあ普通山小屋には風呂は無いが。飯は5時半、風呂に入るまでゆっくりと話をしたり、本を読んだりだらだら過ごす。夕飯ができたというので食堂でへ移動。われわれ以外はおぢさん2人だけで他に宿泊客なし。大きなしゃけの切り身、黒豆・田作りまるでおせち料理のようだ。シメジの入った味噌汁が旨く「おかわりは?」と聞いたが「今日は人数分だけで・・・」とのこと。宿泊客が少ないのでごもっとも。少しご飯は柔らか目かな。お腹が減っていたので3杯飯をかきこみおかずを余すことなく堪能し夕食終了。うまかったなぁ〜。部屋に戻りさらにまったり。布団はコタツにじか付けしてそのまま寝ることに。コタツに布団くっつけて寝るなんて何年ぶりだろう。心地よい暖かさであっという間にフェードアウト・・・

お小遣い帳

  • 電車代 2540
  • バス代 300
  • ゴンドラ 1200
  • きのこおろしそば 550
  • 電車内・持込の酒代 適宜