さてここ4週で3度目の雲取です。芦川さん主宰の奥多摩雲取山を愛する会の奥多摩小屋山菜を食べる会にご招待いただきましたので鴨沢から登ります。ボッカ割り当てはもち1kg他3kgとのこと。小袖にだんなさんがいましてもち以外の荷物を取りに行ったのですが「もう他の人が持ってっちゃった」そうです。奥さんたちは1時間ほど前に上ってったそうです。向こうは背負子で30kgボッカですから追いつくかも。
テクテク登り尾根をつめ堂所すぎの折り返しの所で休んでいる奥さんに追いつきます。マムシ岩で一緒に昼飯。僕らは七つ石を直登、ボッカ組は巻き道。ブナ坂でまた合流します。ここからは一緒に登山道脇のコシアブラをとりながら移動です。木に登るおばちゃんやら、細引きで枝を引っ掛けて撓めたりして原始的な採取法。ファイト坂の下のワラビを取ろうと下りかけるとにわかに空が暗くなります。やばいのです。私らだけテントですから。私だけ先回りしテントを張り始めますがフライをかけたところで猛烈な風雨。まるで夏山です。連れに最低限の荷物だけ渡し小屋に退避させ、ペグダウンもまともにできていないテントの中に私が重し代わりに入ります。外は台風並みの暴風雨。こうなったら開き直って中で荷物の整理。ベンチレータから覗き見ると急な雨に振られてビチョビチョな人の群れが小屋に向かって歩いていきます。40分ほどすると雨が小振りになりましたのでテント設営の続き。なんてワイルドなんだ。
なんとか小屋にたどり着きます。ずぶぬれの参加者も三々五々に集まり始めます。総員40名ほど宴会が始まります。外は風が強いですがなんとか回復しつつあり雨はやんでます。山菜の天ぷらにお寿司やら食べきれないくらいのつまみが出てきます。途中テントを見に行くとえらいこっちゃインナーがフレームごと風下側にフライの中で倒れています。こんなのはじめて見たわ。張り綱して石でペグを補強←ちゃんと綱くらい張れって。これなら大丈夫だろ。暗くなってから風もやみ、空は雲も晴れました。星を見たり鹿を見たり、ワンコと遊んだりしながら夜が更けます。10時くらいになるとほとんどの人が寝に行ってしまい。僕らも井上さんに挨拶しテントに戻ります。夜半から西風が強くなりテントウォールが大きく撓みます。東側にしか張ってなかった張り綱ですが残りも張ります←こりねえなあ最初からやっとけって。
テントに関しては反省点の多い一日となりました。